[参考訳文] 2013年 UBS第2四半期決算

東京2013年 07月 30日 07:45Media Japan

 

UBS、調整後1税引前利益10億スイス・フランを計上
完全適用ベースのバーゼル 3 普通株 Tier1 比率 は11.2%
SNBスタブファンド株式の取得により2013年第4四半期のバーゼル3普通株Tier1比率 は70~90ベーシス・ポイント上昇の見込み

チューリッヒ / バーゼル、2013年7月30日 – UBSの第2四半期の調整後1税引前利益は10億2,200万スイス・フランとなりました。報告ベースでの税引前利益は10億2,000万スイス・フランでした。引き続き、厳しい環境に直面しながらも、UBSの基盤となる業績は力強いものとなりました。今回の実績は、過去に起因する問題への対処に関連する、訴訟関連での8億6,500万スイス・フランに上る税引前費用、ならびに他の大規模な引当金や金融資産の減損を計上したにもかかわらず達成されたものです。また、完全適用ベースのバーゼル3普通株Tier1比率は11.2%に上昇し、競合他社との比較において最も優れた資本基盤を誇るUBSの位置づけは、さらに強化されました。当行は上期末においてすでに、バーゼル3リスク加重資産の年内の削減目標を上回っており、グループの完全適用ベースでのバーゼル3リスク加重資産は、非中核事業およびレガシー・ポートフォリオにおける減少を中心に、200億スイス・フラン減の2,390億スイス・フランとなりました。

当行は、2013年第4四半期にSNBスタブファンドの株式取得オプションの行使を予定しており、それにより業界首位にある当行の完全適用 ベースのバーゼル 3 普通株 Tier1 比率 は、同四半期においてさらに70~90ベーシス・ポイント上昇する見込みです。

ウェルス・マネジメント部門は、スイス・英国間の租税合意にかかわる費用とリストラ費用の計上を除外すれば、過去4年で最高水準の利益を計上し、また、好調な資金流入を達成しました。ウェルス・マネジメント・アメリカズは、引き続き記録的な利益水準を達成したほか、ファイナンシャル・アドバイザー1人当たりの営業収入、運用資産および収益が記録的水準となりました。ウェルス・マネジメント各事業の年初来の新規純資金は360億スイス・フランを超え、昨年度上半期を50%超上回りました。リテール&コーポレートは、目下の低金利環境にもかかわらず増益を達成しました。グローバル・アセット・マネジメントは、四半期を通じて厳しい環境であったにもかかわらず、安定的な調整後1実績となりました。インベストメント・バンクは、経営資源の効率的な配分により、引き続き好調な実績となりました。

引き続き厳格に事業戦略を実施

•  調整後1グループ税引前利益は10億2,200万スイス・フラン; UBS株主帰属純利益は6億9,000万スイス・フラン; 希薄化後1株当たり利益は0.18スイス・フラン

•  調整後1グループ営業収益は、主に受取利息純額とトレーディング収益の減少を反映し、前四半期の79億8,300万スイス・フランに対し72億5,100万スイス・フラン

•  調整後1グループ営業費用は、主に一般管理費の増加を反映し、前四半期の60億8,100万スイス・フランに対し62億2,900万スイス・フラン

•  完全適用ベースのバーゼル3普通株Tier1比率は1.1%ポイント上昇して11.2%に; フェーズ・イン・ベースのバーゼル3普通株Tier1比率は0.9%ポイント上昇して16.2%

•  グループのバランスシートの継続的なレバレッジ解消を達成し、850億スイス・フラン減の1兆 1,290億スイス・フラン

•  スイスSRBレバレッジ・レシオは3.9%に上昇; レバレッジ、資金調達、流動性のいずれの比率も規制当局の要件を十分上回る水準