[参考訳文] 2013年 UBS第1四半期決算

東京2013年 04月 30日 07:15Media Japan

  

UBS、第1四半期の調整後1税引前利益19億スイス・フランを計上; 完全適用ベースのバーゼル3普通株Tier1比率2は10.1%

チューリッヒ / バーゼル、2013年4月30日 – UBSは、第1四半期の調整後1税引前利益19億スイス・フランを計上しました。すべての事業分野で好調な実績を示し、顧客ニーズに注力する戦略の効果が確認できました。報告ベースでの税引前利益は14億スイス・フランとなりました。ウェルス・マネジメント部門は、四半期としては、新規純資金が2007年以来の高水準に、利益も2009年以来の高水準となりました。ウェルス・マネジメント・アメリカズは、記録的な利益水準を再び達成したほか、新規純資金流入も好調となりました。ウェルス・マネジメント各事業合計の資金流入はほぼ240億スイス・フランに増加しました。インベストメント・バンクは極めて好調な業績となり、改善はしつつも依然厳しい事業環境の中、焦点を絞ったビジネスモデルの効果が示されました。リテール&コーポレートは預金と融資が力強く伸びるなど、底堅い実績となりました。グローバル・アセット・マネジメントは、引き続きお客様の利益に資する実績となり、安定した投資実績と、堅調な非マネー・マーケット関連の資金流入を達成しました。

UBSの、完全適用ベースのバーゼル3普通株Tier1比率2は30ベーシス・ポイント上昇して10.1%となり、競合行内で最も優れた資本基盤を誇る当行の位置づけがさらに強化されました。UBSは、金融システムへの影響の大きいスイスの銀行に課されるスイスSRBバーゼル3普通株Tier1比率の必要最低要件を、課せられた期限より6年前倒しで達成しました3。非中核ポートフォリオおよびレガシー・ポートフォリオについても、バーゼル3リスク加重資産およびバランスシートを縮小させ、引き続き改善が見られました。

収益性の向上; 営業収入の増加と費用の減少

  • 調整後1グループ税引前利益は19億スイス・フラン; UBS株主帰属純利益は9億8,800万スイス・フラン; 希薄化後1株当たり利益は0.26スイス・フラン
  • 調整後1グループ営業収入は、顧客活動水準の上昇を背景に14億スイス・フラン増の80億スイス・フラン
  •  調整後1グループ費用は、訴訟/規制関連事案の引当金減少を背景に17億スイス・フラン減の61億スイス・フラン
  • 調整後1グループ費用/収益比率は76.0%に向上

事業戦略実施の奏功; 資本基盤、流動性、資金調達状況は引き続き良好

  • 完全適用ベースでのバーゼル3普通株Tier1比率2は9.8%から10.1%に上昇; フェーズ・イン・ベースのバーゼル3普通株Tier1比率は15.3%と安定
  • グループの完全適用ベースでのバーゼル3リスク加重資産は2,590億スイス・フランと安定4
  • グループのバランスシートの継続的なレバレッジ解消に成功; 非中核事業を中心に460億スイス・フラン減少し1兆2,140億スイス・フランに
  • バーゼル3流動性カバレッジ比率と安定調達比率(NSFR)は規制当局の要件を上回る水準に
  • 運用資産は1,430億スイス・フラン増の2兆3,730億スイス・フラン