2011年07月26日 [参考訳文]UBS、第2四半期に17億スイス・フランの税引前利益を計上;グループ新規純資金流入は87億スイス・フラン;Tier 1資本比率18.1%

東京2011年 07月 26日 20:25Media Japan

 

ウェルス・マネジメントおよびリテール&コーポレート部門では、リスク回避の高まりと顧客活動の低迷にもかかわらず利益が回復しました。インベストメント・バンクは、フィクスト・インカム・カレンシー・コモディティー(FICC)部門を中心とした顧客活動と取引収入が減少したことに影響を受けました。

資本規制および制度規制上の新たな要件と経済情勢の悪化が、今後の利益に重しとなる可能性が高く、このため業界全体の成長見通しも抑制されるとみられます。UBSでは今後の収益性改善を見込んでおりますが、2009年に設定した目標税引前利益は、当初予定の3?5年以内での達成は困難な状況です。向こう2?3年は15億?20億スイス・フランの費用削減をめざすと共に、成長分野への投資に引き続き注力してまいります。

  • 税引前利益は前四半期の22億スイス・フランに対し17億スイス・フラン
  • UBS株主帰属純利益は前四半期の18億スイス・フランに対し10億スイス・フラン。非支配持分純利益は同200万スイス・フランに対し2億6,300万スイス・フラン。希薄化後一株当たり利益は同0.47スイス・フランに対し0.26スイス・フラン。純税金費用は3億7,700万スイス・フラン
  • グループ全体の収入は72億スイス・フランと、顧客活動の低迷と為替の影響で14%減少
  • BIS Tier1資本比率は18.1%と、前四半期の17.9%から引き続き改善
  • 運用資産は2兆1,000億スイス・フランと、前四半期比6%減。スイス・フラン高が影響したほか、新規純資金流入で一部が相殺されたことによる
  • グループ新規純資金は、前四半期の223億スイス・フランに対し87億スイス・フラン
  • ウェルス・マネジメント部門は、税引前利益が前四半期比4%増の6億7,200万スイス・フラン、運用資産に対するグロス・マージンが97ベーシス・ポイント、新規純資金が56億スイス・フラン
  • リテール&コーポレート部門は、主に貸倒損失費用の減少と経常外収益項目が寄与して税引前利益が4%増の4億2,100万スイス・フラン
  • ウェルス・マネジメント・アメリカズは、税引前利益が2,900万スイス・フラン増の1億4,000万スイス・フラン、新規純資金が26億スイス・フラン
  • グローバル・アセット・マネジメントは、主に成果報酬の減少、ならびに運用資産に対する為替の影響で純運用手数料収入が減少したことが響いて、税引前利益は13%減の1億800万スイス・フラン。新規純資金は11億スイス・フラン
  • インベストメント・バンクは、税引前利益が前年同期の13億1,400万スイス・フランに対し3億7,600万スイス・フラン。全部門が減収となったことから、自己クレジットに関わる損益を除く税引前利益は、前年同期の7億1,900万スイス・フランに対し4億100万スイス・フラン

※ディスクレーマー: 本メディアリリースの公式版はオリジナル言語版です。翻訳言語版は読者の便宜を図る目的で提供されたものです。本メディアリリースの正確な内容を確認する必要がある場合には、オリジナル言語版を参照して頂くようお願い致します。