中国株式:上場維持への進展が期待される米国上場の中国企業

中国の証券監督管理委員会(CSRC)は4月2日、海外に上場する中国企業について諮問文書を公表し、外国の規制当局が海外に上場する中国企業の監査を実施できるようにする方針を発表しました。不透明な部分は残っているものの、米国に上場する中国企業にとって、上場維持に向けた更なる進展が期待されます。

ポイント

  • 米国に上場する中国企業は米国の「外国企業説明責任法」により、米国公開会社会計監督委員会(PCAOB)が監査を実施できない状態が3年連続で続いた場合、上場を維持できなくなるリスクがあり、それが株価の重しとなっていると考えられます。
  • 中国の証券監督管理委員会(CSRC)は4月2日、海外に上場する中国企業について諮問文書を公表し、外国の規制当局が海外に上場する中国企業の監査を実施できるようにする方針を発表しました。
  • 不透明な部分は残っているものの、米国に上場する中国企業にとって、上場維持に向けた更なる進展が期待されます。