<受賞理由>
同グループは、困難な状況にある子どもたちが自己肯定感を高め自立していくための支援を2008年より実施。虐待、貧困、DV、障がい、外国にルーツがある等、子どもたちの背景はさまざまだが、分け隔てなく共に活動し、多様性の中で一人ひとりの個性が「弱み」ではなく「強み」となることを目指している。同グループでの定例会や合宿、イベント等、年間を通じてさまざまな機会を設けており、社員ボランティアは「子どもたちと同じ目線で同じことを楽しむ」ことをモットーとする一方、綿密な準備と役割分担を行ない配慮すべき事項を共有した上で現場に立つ。複雑な家庭環境で育った子どもたちにとって社員ボランティアは自立して働く大人のロールモデルとなっており、進学率の向上や多様な職業選択につながっている。取り組みを通して、子どもたち、社員が相互に人間力を高め、チームワーク力やリーダーシップ、多様性を尊重する意識が醸成され、同グループが掲げる「ダイバーシティ&インクルージョン」という価値観を体現している。子どもたちの内面に向き合い続ける覚悟と真摯な取り組みを高く評価し、「企業フィランソロピー大賞」を贈呈する。
<企業フィランソロピー大賞の目的>
社会の課題解決のために自社の経営資源 (人材 ・ ノウハウ ・ 技術 ・ 情報など) を有機的 ・ 持続的に活用した社会貢献活動を顕彰するもので、広く社会に発信することにより、 公正で温もりと活力ある社会を次世代に伝えることを目的としています。(2003年に創設)
「多様な子どもたちの架け橋プロジェクト Building Bridges for Children (BBC)」、およびUBSグループの日本における地域社会貢献の諸活動については、 こちらをご覧ください。