ビジネス規範・倫理

UBSは、利益を得て長期的な株主価値を増大させることだけでなく、全てのステーク・ホールダーの皆様の信頼を得て、維持することを目指しています。株主や顧客の皆様、社員、そしてUBSがビジネスを行う地域社会は、UBSが責任ある方法で業務を営むことを期待しています。UBSは、企業責任(Corporate Responsibility)を十全に果たすため、ステーク・ホールダーの皆様の声に耳を傾け、そしてその期待に応えるべく、たゆまぬ努力をしています。

業務を営むに際して、倫理規範や法令を遵守することは、責任ある企業としてUBSが行動するための重要な要件です。UBSは、業務遂行倫理規定を定め、倫理規範に基づく業務を行う責務を自らに課し、また、金融システムにおける犯罪の防止に注力しています。

業務遂行倫理規定

「UBSグループ業務遂行倫理規定」は、UBSがその全ての役職員に遵守することを求める行動基準です。これらの行動基準は、UBSの業務を特徴づけるものであり、また、UBSとその顧客、役職員、株主、規制当局、ビジネス・パートナーなどの全てのステーク・ホールダーとの間の関係の在り方を特徴づけるものです。UBSは、多くのポリシーやガイドラインにより役職員各人が企業人として適切で責任のある行動をすることを要求していますが、この「UBSグループ業務遂行倫理規定」は、それらのポリシー、ガイドラインなどの根幹になるものです。

金融犯罪の防止

UBSは、適用される法令を遵守することはもちろんのこと、金融犯罪を防止し、金融犯罪の試みと戦うためにたゆまぬ努力を重ねています。UBSは、マネー・ローンダリング(資金洗浄)を防止し、また賄賂やテロリスト資金を排除するなど、金融犯罪防止に万全を期し、よって、自らの業務だけでなく、金融システムの健全性を守る職務を果たそうとしています。UBSが、「ウォルフスブルグ・グループ」の創設メンバーであることは、UBSのそのようなコミットメントの一つの表れです。ウォルフスブルグ・グループは、マネー・ローンダリング防止やテロリスト資金排除などに関する業界の指針を策定・改善するために、国際的な金融機関11グループが結成したグループです。このグループは、各国政府当局間の協議機関であるフィナンシャル・アクション・タスク・フォース(FATF)と密接に連携しながら、マネー・ローンダリング防止やテロリスト資金排除などに関する各国内および国際的な政策の策定や推進に貢献しています。