弱気相場の手引き リスク管理し、投資機会を捉える

我々は遂に弱気相場に突入しました。しかし、弱気相場を詳しく理解することで、それが見た目ほど恐ろしいものではないことが分かります。本レポートでは、3つの質問に答えることで、投資家が弱気相場からポートフォリオを守るための基礎を築くことができるようサポートします。

2020年 3月 12日

弱気相場の特徴

まず、「弱気相場とは何か」を定義することから始めよう。

異論があることは承知しているが、本レポートでは、弱気相場を「米国の大型株がピークから底まで少なくとも20%下落する現象」と定義する。ただし、我々は、この期間(ドローダウン期間)だけに注目するのではなく、株価が次の史上最高値に達するまでの期間についても考える(これを「回復」期間と呼ぶことにする)。

「20%」は、恣意的に響くかもしれないが適切な基準だ。心理的に苦しいが短命に終わる相場下落の多くが対象外になるからだ。10%以上20%未満の下落を、通常は「強気相場での調整」と呼ぶ。10%に満たない下落については、一般に合意された定義はない。このも短く、「一時的下げ」、「急落」、「反落」、「押し目」、「下げ」などいろいろな言い方がある。

一般的に、リスクとリターンの大きさ、つまり変化率は資産クラスごとに異なり、他の資産クラスやポートフォリオに直接あてはめようとしても意味がない。実は、ある資産クラスにとっての「大きな」変化率(%)は、他の資産クラスや投資戦略にとっては比較的小さな動きかもしれないからだ。したがって、米国大型株の動きを弱気相場の基本とするものの、これはあくまでも明確化のためにそうするのであって、S&P500種株価指数のような株式のベンチマークに対するポートフォリオのパフォーマンス測定を我々が投資家に提案しているからではない。

この定義を踏まえ、我々のフレームワークを用いて、市場サイクルがどう見えるかを評価するために、過去のリターンを振り返ることにしよう。

House View レポートの紹介


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