[参考和訳(要旨)] 2023年第3四半期決算
スイス 証券取引所規制上場規則第53条に基づく追加発表
重要なハイライト
- 税引前利益は買収関連費用の影響で2億5,500万米ドルの損失。特殊要因を除いたベースでは1、買収後初めて四半期を通じての連結であることによるグループ全体におけるプラスの営業レバレッジ効果と、GWM、P&C、AMの税引前利益が2023年第2四半期の推定利益2に対して増加したことにより、8億4,400万米ドルの税引前利益を実現しました。
- グローバル・ウェルス・マネジメント(GWM)の純新規資金は220億米ドル。流出資金の預け戻し、新規顧客獲得、ウォレットシェアの拡大などが貢献。クレディ・スイスのウェルス・マネジメント部門(CS WM)の純新規資金も2022年第1四半期以降初めてプラスとなりました。
- GWMとパーソナル&コーポレート・バンキング(P&C)をあわせた純新規預金は330億米ドル。うち、クレディ・スイスの顧客から220億米ドル。9月には、Credit Suisse (Schweitz) AG社を統合する決定を反映してP&Cの預金へ資金が流入しました。
- 非中核及びレガシー(NCL)資産の圧縮加速により最大10億米ドルの普通株Tier1自己資本の余裕を確保。積極的な持分解消により、リスクアセット(RWA) は60億米ドル減、レバレッジ・レシオ・デノミネーター(LRD) は520億米ドル減(前四半期比)を達成しました。
- どのような場面にも対応できる盤石なバランスシートを維持。普通株Tier1自己資本比率は14.4%、TLAC(総損失吸収力)は1950億米ドル。総額75億米ドルのTLAC債とベンチマークOpCo債を買収前と同水準の価格で発行しました。
- 2023年の年初来9ヵ月間で、2022年通年比年換算ベースで30億米ドルのコスト削減を達成。2023年第4四半期にはさらなる進捗が見込まれています。