[参考和訳(要旨)] 2021年第4四半期決算

Tokyo2022年 02月 01日 13:45Media JapanInvestor Releases

  

お客様のために絶え間なく 結果を出し続けます
お客様のために絶え間なく 結果を出し続けます

お客様は引き続き当社に信頼を寄せてくださっています。資金流入と取引量が年間を通じて好調に推移したことがそのことを物語っています。良好な市場環境と投資家心理とが相まって、会社全体の成長につながりました。2021年、グローバル・ウェルス・マネジメントでは全地域で資金増を達成し、1,070億米ドルの純新規手数料創出資産を獲得しました。グローバル・ウェルス・マネジメントとP&Cのパーソナル・バンキングの純新規貸付は280億米ドルにのぼりました。 一方で、堅調な顧客活動により、グローバル・ウェルス・マネジメントの取引ベースの収入は前年同期比7%増、グローバルバンキングの収入は同33%増となりました。

リスクとコストの 規律を維持しながら 成長を推進します
リスクとコストの 規律を維持しながら 成長を推進します

成長を重視

当社のグローバルなエコシステムはお客様に投資の力をご提供します。ここにおいてUBSは、お客様など市場参加者を介してバリューの流れを集結させています。お客様をサポートし、営業レバレッジを高めることで、当社のエコシステムは投資資産4.6兆米ドルにまで拡大し、その結果として2021年も好調な業績を達成することができました。お客様のニーズは当社の戦略の中心となるものです。当社はテクノロジーに裏打ちされた、より効果的な方法でお客様にサービスを提供するべく力を注いでいます。

新たな顧客セグメントへの拡大

私たちは、新たな顧客層への拡大、新機能の構築、拠点の拡大、テクノロジーを活用したソリューションの追加などによって、新たな成長への道を切り開いています。米国では、Wealthfront社の買収計画を発表し、ミレニアル世代やZ世代の富裕層投資家にデジタル・ウェルス・マネジメント・サービスを提供することで、デジタルを活用した事業の拡大を推進しています。これらを通じて私たちは、ウォレットシェアの拡大、新規顧客へのアクセス、サービス提供コストの低減、そして長期的な成長を実現していきます。将来的には、世界の他の地域でも同様のビジネスモデルを展開することを計画しています。

戦略的なテクノロジー投資の加速

戦略的なテクノロジー投資を加速させ、技術水準を上げることで、差別化を図ります。テクノロジー費用を売上高の10%以内に抑えつつ、戦略的なIT投資を増やしいきます。

リスクとコストについての規律の維持

当社の成長戦略をより確かなものにするため、全社的にリスクとコストについての規律を維持していきます。組織の合理化、拠点の最適化、特定の市場からの撤退、業務の簡素化や機敏な対応により、2023年までに年間で総額約10億米ドルのコスト削減を実現し、それを成長戦略に充てることを目指しています。コスト削減は順調に進んでおり、2021年にはすでに2億米ドルを達成しました。また日々の継続的な取り組みを通じて、リスク管理にも変わらず注力していきます。

UBSの力を解き放ち より高いリターンを実現します
UBSの力を解き放ち より高いリターンを実現します

2021年通年の税引前利益は94億8,400万米ドル(前年比16%増)でした。これには1億4,800万米ドルの貸倒引当金戻入額が含まれています(前年は6億9,400万米ドルの純貸倒損失費用)。費用/収入比率は前年から0.4ポイント上昇して73.6%でした。営業利益は前年比10%増、営業費用は8%増となりましたが、これは、フランスのクロスボーダー案件に関連 した7億4,000万米ドル(6億5,000万ユーロ)の訴訟引当金を計上したことが主因です。この訴訟引当金を除くと、営業費用は4%増、税引前利益は25%増となります。株主帰属純利益は74億5,700万米ドル(前年比14%増)、希薄化後一株当たり利益は2.06米ドル、普通株Tier1自己資本利益率は17.5%でした。四半期末の普通株Tier1自己資本比率は15.0%(目標基準13%以上)、普通株Tier 1自己資本レバレッジ比率は4.24%(目標基準3.7%以上)と、ともに前年比で増加しました。2021年期は一株当たり0.50米ドル2.3の普通配当を提案する予定です。また、2021年通年で26億米ドルの自社株を買い戻しましたが、2022年は最大50億米ドルを買い戻す予定です。