東京、2016年5月30日 – 民間企業による世界でも最も重要な現代美術コレクションの一つとして知られるUBSアート・コレクションの作品が、この夏東京ステーションギャラリーで公開されます。本展は、今年日本で設立50周年を迎えたグローバル金融グループUBSの記念行事の一環です。

UBSは、お客様と世界各国の地域の方々が現代美術に親しめるよう、これまでも様々な支援を行ってきました。バーゼル、マイアミビーチおよび香港で開催されるアート・バーゼルでは、グローバル・リード・パートナーとして長年支援しているほか、Solomon R. Guggenheim Museum and Foundation と共同でGuggenheim UBS MAP グローバル・パートナーシップを支援しています。今年の初めには、世界10都市を巡るグローバル・ツアーの一環として、TOLOT/heuristic SHINONOMEにて、「WOMEN:アニー・リーボヴィッツの新作肖像写真展」を開催しました。

UBSのジャパン・カントリー・ヘッドである中村善ニは次のように述べています。「この度、日本設立50周年記念の一環として、UBSアート・コレクションから本企画展のために特別に選んだ作品群を、お客様や地域の皆様と分かち合えることを非常に嬉しく思っております。現代美術はUBSのDNAの一部であり、事業を営む地域社会への還元に寄与するものでもあります。東京駅の歴史を体現する、美しい煉瓦壁の展示室を本展のためにご提供いただいた東京ステーションギャラリーのキュレーターチームの皆様には、深い敬意を表すると共に、厚く御礼を申し上げます。」

UBSアート・コレクションは、絵画、写真、素描、版画、ヴィデオアート、彫刻など、30,000点を超える美術作品から構成されており、欧州、北米、アジアなど世界各地の新鋭作家から、美術史上マスターと呼べる著名な作家陣まで、非常に幅広い文化と地域を反映した作品が含まれています。また、より多くの方々にコレクションを公開できるよう、海外の美術館にも作品を貸出しています。

本企画展では、2008年に日本でUBSアート・コレクションの作品が展示されて以来8年ぶりに、同コレクションから厳選された12名のアーティストの作品を、アーティスト毎に12の部屋で展示します。約80点から成るこのセレクションは、荒木経惟氏の希少性の高い作品群から、UBSが多数所有するアメリカのポップアートのパイオニア、エド・ルーシェイや、イギリスの具象画家ルシアン・フロイドの作品まで、国際的な幅、深さ、質の高さを備えた作品を揃えています。本展の卓越した作品群は、歴史的な建物である東京駅丸の内駅舎内の美術館に、新鮮な風を吹きこむことでしょう。展示作品には、コレクションの中でも特に著名な作家の作品や日本では見る機会の少ないアーティストの作品、またブラジルの新星リヴァーニ・ノイエンシュヴァンダーなど、近年新たに加わった重要な作品などが含まれます。