高まる米中の対立と中長期的な投資機会

米国と中国の対立が貿易だけではなく技術面や資本市場へと広がりつつあります。米国は2020年11月に大統領選挙を控えていることから、今後も強硬な方針を取ってくることも想定されます。

ポイント

  • 米国と中国の対立が貿易だけではなく技術面や資本市場へと広がりつつあります。米国は2020年11月に大統領選挙を控えていることから、今後も強硬な方針を取ってくることも想定されます。
  • 米国に上場する中国企業に対して、米国の規制に従わない場合、上場廃止となる法案が可決されました。中国企業は香港市場への上場などでこの問題に対応可能と想定されます。
  • 中国が香港国家安全法の導入を決定したことで、米国は香港に対する優遇措置の見直しを発表しました。短期的な影響は限定的と想定していますが、米中の覇権争いは主要なリスクとして今後も注視していきます。
  • 地政学リスクなどで相場が調整する局面は、相対的に高い競争優位性を有する企業を割安に組み入れる投資機会と捉え優良銘柄の発掘に注力する方針です。