UBS Investor Watch

富裕層投資家調査
2022年10月

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上手に継承する

歴史上、最大規模の財産の移転が進む中、今回のUBS Investor Watchは次世代への財産の承継における課題や機会に着目しています。

米国、ラテンアメリカ、欧州、アジアの4,500人の富裕層投資家を対象に調査を実施しました。

パンデミックという厳しい現実を経験した後でさえ、多くの富裕層投資家は財産承継を成功させるために必要な行動を全く起こしていないことが判明しました。
10名のうち4名は、遺言を更新したり、財産承継計画を立てていません。半数は、将来の相続人の準備のために重要な話し合いをしていません。

では、今後20年の間に多くの財産の所有者が交代すると想定されているのに、なぜ多くの富裕層投資家は行動を起こさないのでしょうか?

財産承継で投資家が懸念すること

重要だと回答した割合

多くの相続人がまだ行動を起こしていない

  • 0 %

    円滑な相続

  • 0 %

    相続人が相続財産を賢く使用

  • 0 %

    遺言の更新をしていない

  • 0 %

    文書化した相続計画がない


被相続人のほとんどは、資産を公平に分割するのは困難だと感じている

「はい」と回答した割合

特定の相続人が他より多く相続する理由

  • 0 %

    資産を公平に分割するの苦労している

  • 0 %

    密接な関係にあるから

  • 0 %

    金銭感覚を信頼しているから


被相続人も相続人も「話し合い」に消極的

差し迫った問題ではないから

被相続人:56%
相続人:45%

金銭についてファミリーとオープンに話さないから

被相続人:56%
相続人:45%

しかし、どちらも親がこの話題を持ち出すべきだと意見は一致している\

よりオープンに対話をする

被相続人:62%
相続人:59%

調査について:本号のUBS Investor Watchは、少なくとも100万ドルの資産を保有している4,500人の富裕層投資家を調査した。調査対象地域はスイス、英国、フランス、ドイツ、イタリア、アラブ首長国連邦、米国、メキシコ、ブラジル、アルゼンチン、中国本土、香港、シンガポール、日本の14の市場にわたり、調査は2022年4月に実施された。