ドル円 ドル円:金利の柔軟性と金融緩和の持続性を高める

日本銀行は7月31日の金融政策決定会合で、従来の金融政策の枠組みを若干変更し「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定した。今回の調整により、長期金利の上昇と、結果としての円高を容認することとなった。しかし、日銀はハト派的なトーンを強めたことで、市場の過剰反応を抑えることに成功した。

31 7 2018
  • 日本銀行は7月31日の金融政策決定会合で、従来の金融政策の枠組みを若干変更し「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定した。
  • 今回の調整により、長期金利(10年国債利回り)の上昇と、結果としての円高を容認することとなった。しかし、日銀はハト派的なトーンを強めたことで、市場の過剰反応を抑えることに成功した。
  • 我々はドル円の3カ月、6カ月、12カ月予測をそれぞれ1米ドル=110円、107円、105円に据え置く。最近の113円を超える上昇を受け、日銀は金融政策の正常化に舵を切る意向を固めた模様である。

長期金利上昇へのドアを開く日銀

日銀は7月31日の金融政策決定会合で、従来の金融政策の枠組みを若干変更し「強力な金融緩和継続のための枠組み強化」を決定した。今回の調整は金融引き締めに向けた動きであり、中期的には日本円にとっての好材料だと我々はみている。もっとも、日銀は同時にハト派的な表現も加え、政策の微調整に対する市場の過剰反応を抑えることに成功した。とはいえ、今回の日銀の決定によって、10年国債利回りが今後緩やかに上昇に向かうためのドアが開かれたことは確かで、中期的には円高が進むことになろう。以下にいくつかの重要ポイントと我々の見解を示す。




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