UBSグループの日本におけるレート・トレーディング事業の改編について
東京、2021年4月30日 - UBSグループは、グローバルのレート・トレーディング機能の戦略的見直しに伴って、アジア太平洋地域の機能を豪州に集約するべく、東京におけるレート・トレーディング機能を本年中にシドニーに移設することとなりました。なお、東京におけるセールス機能は現状通り維持します。効率性の向上、リスク管理の一元化、バランスシート/資本の最適活用を可能とすることで、顧客に対して更なる付加価値を提供することを目的としています。
本事業のオフショア化に伴い、UBSは日本国債の市場特別参加者(プライマリーディーラー)資格の返上の届出手続を開始しました。UBSは、引き続き、円建て債券市場の取引に参加し、担保、調達、外国為替取引を行うための日本国債の保有を継続します。
今回の機能再編による、顧客との米ドル、豪ドル等の通貨取引、その他債券関連事業への影響はありません。UBSグループのジャパン・カントリー・ヘッドの中村善二は、「日本の債券市場には大きな可能性があり、今回の改編は数年後の事業拡大につながることでしょう。私共はインベストメント・バンク(証券事業)、ウェルス・マネジメント(富裕層向け事業)、アセット・マネジメントの、日本で展開するすべての事業に戦略的な投資を継続してまいります。」と述べています。
UBSについて
UBSは、世界各国の富裕層個人、法人、機関投資家およびスイス国内のリテール顧客に対し、金融アドバイスとソリューションを提供しています。グループの運営組織は、グローバル・ウェルス・マネジメント、インベストメント・バンク、アセット・マネジメント及びパーソナル&コーポレート・バンキング4つの事業部門と、管理部門を統括するグループ・ファンクションズで構成されています。UBSの事業戦略は、事業部門それぞれが有する競争力を基に、各部門の株主に対する魅力的で持続的な利益還元を実現すべく、特に秀でた分野に経営資源を集中することで、事業を展開する業務や地域において成長するというものです。全ての事業が高い資本効率を誇り、活動する個々の市場で競争優位性による恩恵を享受しています。
スイスのチューリッヒに本拠を置くUBSは、世界の主要金融市場を含む50の市場で事業を展開し、約68,000名の従業員を擁します。内30%が米州、31%がスイス、19%がスイス以外の欧州・中東・アフリカ地域、20%がアジア太平洋地域に在籍しています。UBSの株式はスイスおよびニューヨークの各証券取引所に上場されています。
日本においてはUBS証券株式会社、UBS銀行東京支店、UBS SuMi TRUSTウェルス・アドバイザリー株式会社、UBSアセット・マネジメント株式会社、UBSジャパン・アドバイザーズ株式会社の五法人を通じて、法人・機関投資家および富裕層個人のお客様向けに様々な金融商品とサービスを提供しています。
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