チューリヒ/バーゼル、2015年2月10日-第4四半期における株主帰属純利益10億スイス・フランの計上を受けて、UBSグループAGの 2014年通期の純利益は、前年比13%増の36億スイス・フランとなりました。通期の税引前利益は調整後1ベースで29億スイス・フラン、報告ベースで26億スイス・フランとなり、UBSのすべての事業部門が2014年に著しい進展を見せました。ウェルス・マネジメントの調整後1税引前利益は4%増となり、アジア太平洋地域では2007年以来最高となる新規純資金を引き寄せました。ウェルス・マネジメント・アメリカズの調整後1税引前利益は10億米ドルを超え、再び過去最高の記録を達成しました。リテール&コーポレートは目標通りの業績を達成し、調整後1税引前利益は4%増加しました。グローバル・アセット・マネジメントは、新規純資金において大幅な回復を実現させました。一方、インベストメント・バンクは、コーポレート・クライアント・ソリューションズの収入が8%増加し、堅調なパフォーマンスを達成しました。

2014年に、UBSは引き続きリスク加重資産(RWA)を削減、レバレッジ・レシオを改善し、競合他社比において最高のバーゼル3完全適用ベースの普通株Tier 1比率を維持しました。これらを達成したことと、純利益の13%増により、株主にとって魅力あるリターンを実現させることができるようになりました。その結果、UBSは2014年事業年度に一株当り0.50スイス・フランの普通配当を提案する予定です。これは、前年比100%の増加であり、配当性向はグループ純利益の53%となります。

株式交換が成功裏に完了するなど、新たなグループ持株会社設立の進展を反映して、UBSは2014年第4四半期に、特別配当による一株当り0.25スイス・フランの追加資本リターンを実現させました。株主の承認を条件として、UBSグループAGはスクイーズアウトによる買取り手続き完了時に、この一度限りの特別配当による追加資本リターンを支払う予定です。また、UBSグループAGは(市場環境に基づき)、その他Tier 1 (AT1) 資本証券の新規売出をもって、今月中に資本市場に参入する予定です。