UBS Perspectives 日本版 2011年 秋号 vol.9

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最新の投資テーマ

ここでは、UBSウェルス・マネジメント・リサーチが選好する投資テーマの中から、日本の投資家の皆様向けに厳選したいくつかのテーマをご紹介します。

アジア消費関連株:世界市場混乱の中、 ディフェンシブ性が明確に

我々は引き続き、「中国、インドネシア、インドの消費が今後5年にわたり高成長を続ける」という認識を持っている。都市化、中流階級の急成長、所得水準の向上に伴うライフスタイルの多様化、人口構成の変化に牽引され、この3ヶ国は大きな構造変化を遂げつつある。3ヶ国の消費関連株のパフォーマンスがグローバル株式を上回り始めたが、これはアジアのインフレが頭打ちとなることを市場が織り込み始めたからだ。コモディティ価格の下落も消費財、とりわけ生活必需品および食料品の動向にプラスに作用する。所得の拡大はアジアの消費需要拡大の牽引役となり、アジアの生活必需品株、一般消費財株は魅力的な投資機会となるだろう。ユーロ圏の債務問題や米国経済の減速懸念とさしたる相関関係を持たないアジア消費関連株は、昨今の株式市場の混乱の中でディフェンシブな性格を明確にしてきている。グローバル株式市場の調整局面においても、グローバル株式とのパフォーマンスの差は拡大しつつあり、アジア消費関連株はさらにディフェンシブ性と独自性を強めている。2011年下半期、そのパフォーマンスはアジア株価指数およびグローバル株価指数を上回ると予想される。

北欧通貨:強固なマクロ経済 ファンダメンタルズ

マクロ経済の強固なファンダメンタルズを考慮すると、ノルウェーとスウェーデンは長期分散投資のための「安全避難」的な側面を多く備えていると言えるだろう。財政状況は健全であり、政府債務がGDP(国内総生産)に占める比率は多くの先進国をはるかに下回る。世界の主要経済(ユーロ圏、米国、英国、日本等)は投資家の信頼を失いつつあり、分散投資先として両国が脚光を浴びている。両国の金利水準はユーロ圏およびスイスより高いため、ノルウェー・クローネ(NOK)およびスウェーデン・クローナ(SEK)はキャリー・トレード(金利の低い通貨で資金調達して、金利の高い通貨で運用して利ザヤを稼ぐ手法)においても魅力的な高金利通貨となっている。残存期間が短い債券の利回りは2-4%であり、期待される通貨上昇分(3-6%)を併せ考えると、この2通貨建て債券は主要4通貨(米ドル、ユーロ、日本円、英ポンド)建て債券との比較で相当高いリターンを提供するであろう。今後数ヶ月間、我々はNOKおよびSEKの緩やかな上昇を見込んでいる。また、スイス国立銀行の為替介入(スイス・フランの対ユーロ相場に下限を設定)により、北欧通貨にリスク回避志向の資金がさらに流れ込む可能性が高くなっている。

転換社債:不透明な市場環境下で魅力的な収益特性

不透明な市場環境下において、転換社債は魅力的な収益特性を持つ。株式的性質が株式市場の上昇局面で有効な役割を果たす一方、下落局面において債券的性質が貴重なディフェンスとなる。総合的には債券部分が若干のプラスとなり、全体のパフォーマンスに貢献するだろう。株価変動に比べてミドルリスク・ミドルリターン特性を持つ転換社債は、長期的なポートフォリオを保守的にリバランスさせたい投資家に向いている。経験則として、転換社債のパフォーマンスは株価上昇の2/3程度、株価下落の1/3程度の影響を受ける。転換社債への投資でも、特定の銘柄に投資を集中させるのではなく、ファンドのように分散投資の手法を選好すべきだ。パフォーマンスを大きく牽引する可能性がある新発債への投資もファンドを通して参加が容易になる。現在(9月中旬時点)、転換社債の価格は、適正価格と比べると約3%割安な水準になっている。直接利回りも魅力的な水準であり、株価下落局面では債券的性質による下値抵抗力の高まりが期待される。債券重視の保守的な投資家に対して、なおかつ株式への直接投資をためらっている投資家に対して、我々は現在の調整局面を転換社債投資に活用することを薦める。

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