UBS Perspectives 日本版 2014年 vol.17

バックナンバーはこちら

最新号はこちら

ご注意事項

富裕層のお客様専門の調査部門、チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)

新・最高投資責任者マーク・ハフェルからお客様へのメッセージ

富裕層のお客様専門の調査部門、チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)

プライベートバンクに求められる最大の役割はお客様の資産の保全・運用ですが、資産運用をサポートする上でUBSウェルス・マネジメントの最大の強みのひとつは、そのリサーチ体制にあります。UBSウェルス・マネジメントは富裕層のお客様専門の調査部門としてチーフ・インベストメント・オフィス(以下CIO)を擁しています。チューリッヒ(スイス)を本拠に、日本を含む世界13拠点に180人のリサーチ・スペシャリストを配置し、24時間体制で最新情報の多角的な分析を行っています。CIOは有望な投資機会やリスク等に関する見解を策定し、迅速に世界の拠点にフィードバックするなど、常に情報を共有しています。2014年6月、CIOのリサーチ体制を統括する最高投資責任者(グローバル・チーフ・インベストメント・オフィサー)に就任したマーク・ハフェルと、同月に日本におけるチーフ・インベストメント・オフィサーに就いた中窪文男がCIOの役割や抱負、お客様への思いを語ります。

Dr. マーク・H・ハフェル

グローバル・チーフ・インベストメント・オフィサー
グループ・マネージング・ディレクター
Dr. マーク・H・ハフェル

プリンストン大学で学士号、ハーバード大学で修士号と博士号を取得。フルブライト奨学生として、オーストラリア国立大学で修士号を取得。ソニック・キャピタルの共同創立者および共同ファンドマネジャー、マトリックス・キャピタル・マネジメントのマネージング・ディレクターを務め、チーフ・インベストメント・オフィスが設立された2011年に、インベストメント・ヘッドとしてUBSに入社。ハーバード大学にて講師および学部長代理を歴任。市場動向ならびにポートフォリオ管理に関するハフェルの見解は、CNBC、Bloombergをはじめグローバルなメディアで定期的に取り上げられている。

お客様の投資判断に確信をもたらすために

ヘッジファンド運用担当者としてのキャリアを長く築いたのち、2011年のCIO設立と同時にUBSに入社し、今日の体制構築に寄与してきたマーク・ハフェル。CIOが果たす役割について次のように語ります。「プライベートバンクとして、我々に求められるのは運用成果です。UBSに託していただいた資産が保全され、成長することをお客様は望まれています。CIOはそのサポートを主な目的として設立されました。あらゆるグローバル市場のモニタリング、評価、分析に基づき策定されるハウスビュー(投資見解)を基軸とした我々の投資プロセスは、どんな金融機関にも引けをとらないほど堅固なものであると自負しています」。前職のヘッジファンドとUBSウェルス・マネジメントの違いについて、ハフェルはこう述べます。「決定的な違いとなるのは、お客様と向き合う姿勢でしょう。ヘッジファンドは運用パフォーマンスが全てです。もちろん我々も運用パフォーマンスを重視していますが、その根拠となるUBSの投資プロセスと投資判断をご説明し、お客様にご理解いただくことを大切にしています。CIOのエキスパートは、クライアント・アドバイザーとともにお客様のもとに同行し、様々な洞察を直接お伝えする機会も持っています。我々は信頼に足るアドバイザーであると認知していただけるよう、注力しています」

重点地域への人材拡充を推進

今後、CIOが重視する地域について、ハフェルは次のように解説します。「アジア太平洋地域および新興国は、世界経済にとっても、またUBSのビジネスにおいても重要な成長地域です。こうした観点から、我々はこの地域の人材拡充に重点的に投資しています。地域の専門家を招き入れ、地域に特化した投資配分チームも立ち上げ、投資アドバイスの質をさらに高めてまいります」。最高投資責任者として、ハフェルは今後の目標についてこう語ります。「市場環境が転換する時にこそ、投資プロセスの真価が問われます。今後数年間においては、世界の主要中央銀行が緩和政策の転換をはかる時がそれにあたるでしょう。こうした金融政策の転換点においても、CIOは適切なアドバイスをご提供できる陣容と体制を擁していると確信しています。我々の成績はお客様がそれぞれの投資目標を達成することができたか否かで測られます。市場の変化が激しい時こそ、運用アドバイスの根拠となるリサーチの質が問われるのです」

日本におけるチーフ・インベストメント・オフィサーからのご挨拶

中窪文男

UBS証券株式会社
ウェルス・マネジメント
チーフ・インベストメント・オフィス
日本における
チーフ・インベストメント・オフィサー
中窪文男

京都大学にて経済学博士、一橋大学にて金融工学・経営学修士を取得。神戸大学システム工学専攻。東京、ロンドン、ニューヨークを拠点に、債券、為替、アセット・アロケーションに関する分析、戦略等に携わり、その後は為替の運用マネジャーおよびストラテジスト、アセット・アロケーション・債券プロダクトストラテジスト等を歴任。2014年6月にUBS証券入社。特に日本のマクロ経済および為替・債券分野の強化に注力し、UBSウェルス・マネジメントのハウスビューに関する顧客コミュニケーションを担当する。

お客様に選ばれる最高のパートナーへ

日本におけるチーフ・インベストメント・オフィサーに就任した中窪文男は、約25年間にわたり、銀行や年金基金等の機関投資家向けの運用と投資情報提供を行ってきました。「今、エキサイティングな気持ちで業務にあたっています。新たな環境に身を置き、まず感じられたのが、自社の利益優先ではなく、お客様の立場を第一に考え、行動する姿勢です。UBSウェルス・マネジメントには、お客様の課題解決という共通のゴールに向かって、リサーチ部門や営業担当者であるクライアント・アドバイザーが一丸となり、協働する体制が整っています。こうした環境の中、私自身もこれまでの運用経験を生かし、お客様の投資戦略の支援や市場分析にいっそう集中できる喜びを感じています。また、グローバル金融機関としてのスケールや幅広いリソースも、業務を遂行する上で大きな強みだと実感しています。UBSグループは世界的なネットワークを擁していますが、各拠点のエキスパートの優れた知見や洞察をフル活用できるだけでなく、あらゆる有力なソースからも情報を収集することが出来ます。今後、よりクオリティの高いアドバイスや情報の提供を通じて、全てのお客様にとってナンバーワンのパートナーになれるよう、全力を尽くしてまいります」

チーフ・インベストメント・オフィス(CIO)の投資プロセス

UBSウェルス・マネジメントの競争力の源泉、ハウスビュー

図1:ハウスビューは体系的なプロセスにより策定される

資産運用は航海にたとえることができます。長い旅の途中では、時に現在地を確かめ、ゴールに向けて軌道修正を行う必要があります。そのために求められるのは、「今世界で起きていること」と「この先に起こりうること」の的確な認識です。世界の金融市場、経済、社会情勢の「今」をリアルタイムで見極め、さらに、今後発表される経済指標、政治情勢の変化やイベントが発生した場合の金融市場への影響を分析し、現状認識を絶えず更新していく作業が欠かせません。UBSウェルス・マネジメントのチーフ・インベストメント・オフィス(以下CIO)は、世界より様々な情報を収集、分析した上で「有望な投資機会は?」「どのようなリスクがあるのか?」など、投資家にとって重要なポイントをまとめたハウスビュー(投資見解)を策定しています。そして、長期的、短期的な市場予測にもとづき、お客様へのアドバイスの基盤となる資産配分戦略をタイムリーに更新しています。

あらゆる地域、資産クラスを網羅した調査と分析、専門家の多角的な洞察を結集して決定されるハウスビュー

図2:ハウスビュー策定の4つのプロセス

CIOは、ハウスビュー策定のため、900を超えるUBSの専門家(CIOの180人のスペシャリストを含む)を世界中に配置し、鍵となる市場や資産クラスを全てカバーしています。ここで得られた専門家の知見が体系的なプロセスで統合され、ハウスビューの土台を形成します(図1)。ハウスビューの策定は4つの段階を経て行われ、毎月繰り返されます(図2)。まず、Step1-リサーチでは市場を随時モニターし、主な金融市場や資産クラスについて、その変動要因やトレンドを分析し、投資機会やリスクを提起します。次にStep2-シナリオに進み、前月以降の市場や資産クラスの見通しに関する変化や注目すべきポイントを確認し、投資シナリオを作成。各シナリオが起こる確率を予測するとともに、市場の変動に各シナリオが受ける影響を試算します。続いてStep3-ストラテジーで、リサーチによる洞察やシナリオ分析をもとに投資戦略を策定。選好投資テーマを決定します。そして、Step4-レビューで外部のアナリスト、ストラテジスト、エコノミスト、資金運用担当者と共にハウスビューを見直し、投資戦略を完成させていきます。この後、投資戦略の草案はCIOの主要関係者が参加するグローバル投資委員会において検討され、最高投資責任者であるマーク・ハフェルが最終決定を行います。こうして決定したハウスビューは、CIOマンスリーレター、マンスリーベース、UBSハウスビュー・インベスター・ガイドなどの発行物を通じてお客様に提供されています(全て日本語版をご用意しております)。

長期、短期の2つの視点から、ポートフォリオ(資産配分)戦略を構築

図3:資産配分戦略:長期と短期の組み合わせ

ハウスビューに基づく投資戦略は、2つの時間軸から決定されます(図3)。そのひとつが長期(5-7年)の市場見通しをもとにした戦略的資産配分(SAA)で、ポートフォリオのパフォーマンスの80%程度を生み出すことが期待されます。そして、戦略的資産配分を調整する役割を果たすのが、戦術的資産配分(TAA)です。短期(6ヵ月程度)の市場見通しをもとに機動的に資産配分を修正し、短期的な収益機会を追求します。UBSウェルス・マネジメントは、お客様の財務状況、投資目的・期間(リスク許容度)を踏まえ、ハウスビューをもとに適切な資産クラスの組み合わせをご提案。さらに、定期的にクライアント・アドバイザーがCIOの最新の洞察をお客様にお伝えし、具体的な投資アドバイスに生かし、運用目標の達成をサポートしていきます。富裕層のお客様のニーズに特化したこれほどの調査部門を有する金融機関は他に類を見ません。このリサーチのスケール、深さ、スピード、そして精緻な分析こそが、ウェルス・マネジメント業務の顧客預かり資産で世界1位*1 を誇るUBSウェルス・マネジメントの競争力の源泉なのです。

*1 Scorpio Partnership(2014年7月)調べ
Top20 global private banks by asset under management

資産運用のご相談、お問い合わせは、UBSウェルス・マネジメントへ

電話でのお問い合わせ
フリーダイヤル:0120-073-533(東京) 0120-520-887(大阪) 0120-667-581(名古屋)
UBSウェルス・マネジメントのオフィス所在地
お問い合わせページ

ページの先頭へ